イラストノウハウ
人物・キャラクターの描き方

初心者も簡単!足のイラストの描き方

  • 描き方

形や角度によってバランスを崩しやすい足は、人体の中でも描くのが難しいとされるパーツです。しかし、足の構造を理解し、ポイントさえ押さえれば、誰でもバランスよく描けるようになります。

今回は、足の基本構造から描き方のコツ、さまざまなポーズへの応用まで、「足の描き方」を丁寧に解説していきます。足が描けるようになったら、人物イラスト身体のイラストにもぜひ挑戦してください。

足の基本的な構造

足を描く前に、まずは基本の構造を理解しましょう。

一般的に「足」と呼ばれる部位は、大きく分けて2つのパーツに分類されます。

  • 脚(Leg): 太ももから足首までの部分
  • 足(Foot): 足首からつま先までの部分

脚(太もも〜足首)の比率

脚には「股(また)」「膝(ひざ)」「足首」という3つの主要な関節があります。 バランスよく描くための黄金比は、「股から膝」と「膝から足首」の長さをほぼ同じにすることです。

足(足首〜つま先)のパーツ

足首から先には、以下のような細かいパーツがあります。これらを意識して描き分けることで、リアルな立体感が生まれます。

  • 足の甲
  • かかと
  • くるぶし(内側と外側で高さが違うのがポイント)
  • 足の指

立っている状態の脚のイラストの描き方

まずは基本となる、直立した状態の脚の描き方をステップ形式で解説します。

立っている状態の脚のアタリの描き方

いきなり詳細を描き込まず、大まかな形(アタリ)からスタートします。

  1. 軸線を引く: 体の中心を意識して、脚の軸となる直線を1本引きます。
  2. 足元の台形: 地面の位置に台形を描き、足先の広がりを表現します。
  3. 関節の配置: 太ももの付け根、ひざ、足首の位置に「円」を描きます。左右の関節の高さを揃えると、安定した立ち姿になります。
  4. 肉付けのアタリ: 中心線を基準に、四角形などで太ももやふくらはぎの厚みを描き加えます。

慣れてきたら「①軸線+関節」を同時に描いてもOKです。四角や円を組み合わせて、自分なりの描きやすいアタリを見つけましょう。

参考記事:初心者も簡単!アタリの描き方

立っている状態の脚の線画の描き方

アタリのレイヤーの不透明度を下げ、新しいレイヤーに清書(線画)を描いていきます。

膝のディテールを描いていきます。膝は骨が出っ張っている部分です。骨の形や影を描き加えるとリアルさがアップします。自分の膝を触って構造を確認してみましょう。

参考記事:初心者も簡単!膝のイラストの描き方

足先・足の指の描き方

キャラクターの個性を出すために重要な「足先」の描き方を、靴あり・裸足それぞれのパターンで解説します。

靴を履いている足の描き方

初心者は、つま先部分を「お椀(ボウル)」のようなシンプルな形で捉えるのがおすすめです。

  1. お椀型のアタリ: つま先部分にお椀型の半円を描きます。
  2. 接地面を平らに: 地面につく足裏部分はしっかりと平らに描きます。これで重心が安定します。
  3. 立体感を出す: お椀の奥に台形を重ね、足の甲の厚みを出します。
  4. 靴を描き込む

靴は種類によって形を変えましょう。

  • スニーカー・スリッパ: アタリに沿って柔らかいラインで描きます。
  • ローファー・革靴: 素材が硬いため、四角いシルエットを意識します。

参考記事: 初心者も簡単!靴のイラストの描き方

裸足・足の指の描き方

裸足を描く際は、足先を「つぶれた三角形」としてイメージします。

足の指の構造ポイント

  • 高さのピーク: 手の指は中指が一番長いですが、足の指は親指が一番高い(厚い)のが特徴です。
  • 配置: 指先はスロープ状の緩やかな曲線を並べるイメージです。
  • 爪の向き: 親指は側面がよく見え、小指にいくにつれて爪が外側を向いていくイメージで描きます。

描き順のコツ

  1. アタリ: 親指用の「大きい丸」と、他4本の指用の「小さい丸(または楕円)」を描きます。
  2. 流れ: 指先がすべて内側に向かうような流れを意識します。小指は内側に丸まり、三角形に近い形になります。
  3. 清書: アタリに沿って線画を描きます。足の甲に骨筋(腱)をうっすら描くと、さらに立体感が出ます。

いろんなポーズの足のイラストの描き方

基本ができたら、動きのあるポーズに挑戦しましょう。

曲げている足

関節の位置を示す楕円と、輪郭線を組み合わせてアタリを取ります。

  • 重なり: 太ももとふくらはぎが重なる部分は、見えない線も意識して描いてから消すと自然な繋がりになります。
  • ひざ裏: お肉が食い込むようなシワ(線)を入れるとリアルです。

椅子に座っている足

椅子とセットでアタリを取ります。

お尻から膝の形は、 重力で太ももが椅子に押し付けられるため、裏側は平らに、上側はなだらかなカーブにします。

あぐら・地面に座る足

体育座りなどで足の裏が見える場合、足裏を「横に寝かせた台形」として捉えます。

底面は四角形を意識し、そこにかかとと指のアタリを配置します。土踏まずのくぼみを表現すると、より足らしくなります。

足を組んでいるポーズ

  1. 座る位置とお尻を描く。
  2. 下になる足をバランスよく描く。
  3. 上になる足を重ねて描く。
  4. 重なって見えなくなる線を消して整理する。

走っている足

躍動感を出すために、大胆にアタリを取ります。

  • 片足は前に振り上げ、もう片方は地面を蹴る姿勢。
  • 横向きの構図では指が見えにくいので、描き込みすぎないのがコツです。

男女別・年齢別の足の描き分け方

キャラクターの属性に合わせて足のラインを変えることで、説得力が増します。

男性と女性の足の描き分け方

  • 男性: 直線的で、ふくらはぎの筋肉が発達しています。骨や筋(すじ)を強調すると男らしくなります。
  • 女性: 全体的に丸みを帯びています。太ももをやや太めに、くびれを滑らかに描くと女性らしさが出ます。

年齢別の子供の描き分け方

  • 幼児〜低学年: 3〜6歳は4〜5頭身程度です。足は短く、筋肉よりも脂肪の「ぷにっと感」を強調します。膝の骨はあまり目立たせません。

参考記事:初心者も簡単!イラスト・キャラクターの頭身比率とバランスの取り方

足のイラストを描くときのコツ

最後に、クオリティを一段階上げるためのコツを紹介します。

筋肉のふくらみを意識する

ただの棒にならないように、筋肉の凹凸をつけます。

太ももの外側、ふくらはぎの内側・外側にカーブをつけると、人間らしい「S字」のような美しいシルエットになります。アタリ線より少し外にはみ出すように肉付けするのがコツです。

重心を意識する

立っているポーズでは、「重心がどこにあるか」が最重要です。

  • 片足重心の場合、体重がかかっている足の方に骨盤が傾きます。
  • 重心線(首のくぼみから地面への垂直線)が、支えている足の内くるぶしあたりに来ると安定して見えます。

指の描き込みは段階を踏む

足の指はいきなり細部を描かず、「親指」と「その他4本」のブロックに分けてアタリを取り、全体のバランスを見てから1本ずつ分割しましょう。

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