
人物・キャラクターの描き方
初心者も簡単!バリエーション豊かなキャラクターの表情の描き方
キャラクターの表情は、眉や目、口、輪郭、シワなど、顔のパーツをどう組み合わせるかで大きく印象が変わります。また、キャラクターの表情が豊かになると、イラスト全体の魅力が一気にアップします。 そこで今回は、表情イラストの描き方を分かりやすく解説し、初心者の方でもすぐに描ける実践的なコツやアイデアを紹介し…
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イラストを描くとき、最初に「どうやって始めればいいの?」と迷ってしまう方も多いかもしれません。実は、描き方の流れをつかんでポイントを押さえるだけで、初心者でも意外とスムーズに人物イラストを仕上げることができます。ここでは、テーマ選びから線画の仕上げまで人物イラストの描き方を順番に解説していきます。
イラストを描く際に最初に考えたいのが「テーマ」です。たとえば、「アイス」「ねこ」「春」「ゲーム」「学生」など、身の回りのモチーフや季節、好きな食べ物やキャラクターなど、描いてみたいと思う要素を探してみましょう。今回は「アイス」をテーマに進めますが、自分の興味を刺激するものなら何でもOKです。
テーマが決まったら、次はそこから連想できるキーワードをどんどん書き出してみます。今回の「アイス」であれば、メロンソーダやレトロな喫茶店、夏祭りのイメージなど、思いついたものを自由に挙げてみましょう。連想ゲームをしていくと、描きたい要素が自然と明確になり、イラストの土台となるイメージの骨組みがしっかりしていきます。
連想した要素をもとに、実際に絵に落とし込む準備を進めます。グラスの上にキャラクターを乗せてみる、アイスの擬人化をしてみる、物語のワンシーンのようにストーリー性を持たせるなど、描きたいものを思いつくままにラフスケッチしてみましょう。複数のアイデアをざっくり描いてみて、一番「しっくりくる」と感じたものを採用すると、後々の作業も進めやすくなります。
構図やポーズが決まったら、次はアタリを取っていきます。アタリとは、人物の頭・輪郭や胴体、手や足の位置・長さなどを大まかに示す下描きのことです。アタリを描くときに、メロンソーダやレトロな喫茶店の雰囲気などテーマのイメージを少しずつ盛り込みながら、キャラクターの表情や服装などのディテールも加えていきましょう。バランスを確認しつつアタリを整えておけば、次の線画の段階で迷いにくくなります。
アタリが完成したら、上から線画を起こしていきます。線の強弱をつけながら描くとメリハリが出るため、イラスト全体の印象がグッと引き締まります。キャラクターのデザインや表情を描き込みたい場合は、この段階で仕上げてしまいましょう。また、後で線画の色を変えたい場合は、髪・顔・身体などパーツごとにレイヤーを分けておくと編集がしやすくなります。
線画ができたら、いよいよ色を塗り始めます。今回はメロンソーダをイメージしたキャラクターということで、メインカラーをグリーン系に設定し、レトロな雰囲気を出すために少しくすんだトーンの色を選んでみます。まずは肌や服など、イラストの中で大きな面積を占める部分から塗り進めると、全体のカラーバランスが把握しやすくなります。
ベースカラーを塗ったら、次は影を入れて立体感を演出します。今回は水彩ツールを使うことで、少しにじんだようなレトロ感を表現してみました。肌から順番に影を塗って、目や髪もある程度描き込みながら進めていきます。さらに、服が物足りないと感じた場合は、服のシワや模様や装飾を追加して個性を出すのもおすすめです。奥行きを強調したいときは、奥側の影に少し青みを足すと遠近感が際立ちます。
影を塗り終えたら、明るい部分にハイライトを入れます。ハイライトを入れる際にも、奥側のものはわずかに青系を混ぜると、手前とのコントラストが生まれて立体感が高まります。例えば、髪や目など、キャラクターの魅力を引き出したいパーツを中心に、目の描き方の記事などを参考に、上手に光を当ててあげましょう。
ある程度色を塗り込んだら、線画とイラストを自然に馴染ませていきます。パーツごとに分けた線画レイヤーの上に新しいレイヤーをクリッピングして、塗っている色より少しだけ暗い色で内側の線をなぞるように塗ってみてください。これだけで、線が浮かずに全体に溶け込むような仕上がりになります。
キャラクターだけでなく、背景にもテーマの要素を加えるとより魅力的になります。メロンソーダをイメージしたホイップやさくらんぼなどのモチーフを散りばめたり、レトロな雰囲気を演出するためにチェック柄を使ってみたりするのも良いでしょう。背景に少し物語性を持たせると、イラスト全体の世界観が一気に広がります。
全体のバランスを確認しながら、吹き出しや色味の調整を行い、必要に応じて新しいレイヤーを重ねてソフトライトなどで全体の色合いを微調整します。
もしSNSに投稿する場合は、SNSのIDやニックネームを記載しておくと作品管理がしやすくなります。また、無断転載やAI学習に使用されたくないときは、それらを禁じる旨のマークを併記しておきましょう。フリー素材でも多くのマークが用意されているため、自分が使いやすいものを探してみてください。
イラスト表現の幅を広げるために、いろんなスタイルで人物イラストに挑戦してみましょう。
チェキ風イラストは、インスタントカメラで撮った写真のような淡い色合いや独特の風合いが特徴です。レトロでノスタルジックな印象を与え、見る人に温かみや親しみを感じさせます。余白や色のにじみを活かした表現により、やわらかな雰囲気を簡単に演出できるスタイルです。
チェキ風イラストの描き方は、「初心者も簡単!チェキ風イラストの描き方」を参考にしてください。
モノクロイラストは、漫画の扉絵などでもよく見かける、白と黒だけで表現したイラストです。モノクロイラストは、使用する色数が少ない分、構図やポーズ、表情の印象が際立ち、スタイリッシュでクールな作品に仕上げられるのが大きな魅力です。
モノクロイラストの描き方は、「初心者も簡単!モノクロイラストの描き方」を参考にしてください。
カートゥーン風イラストは、海外アニメなどでよく見る大胆なデフォルメ表現が魅力的なイラストスタイルです。キャラクターの特徴を思い切り誇張することで、よりダイナミックな雰囲気が生まれ、個性を引き出しやすくなります。
カートゥーン風イラストの描き方は、「初心者も簡単!カートゥーン風イラストの描き方」を参考にしてください。
ゆめかわいいイラストは、パステルカラーや淡い色合いを中心に、幻想的で夢のような世界観を表現するスタイルです。ゆめかわいいイラストならふんわりとしたファンシーさが強調されるため、イラスト全体にやさしく甘い雰囲気を与えます。
ゆめかわいいイラストの描き方は、「初心者も簡単!ゆめかわいいイラストの描き方」を参考にしてください。
シティポップイラストは、1980年代の日本の音楽シーンやファッションをイメージしたレトロ感とスタイリッシュさが融合したスタイルです。鮮やかなネオンカラーや都会の景色などをモチーフに描かれることで、軽快でおしゃれな雰囲気を演出します。
シティポップ風イラストの描き方は、「初心者も簡単!シティポップ風イラストの描き方」を参考にしてください。
アニメイラストは、大きな目や鮮やかな色使い、キャラクターの豊かな表情が印象的なスタイルです。アニメイラストでは、キャラクターの動きや感情表現を強調するため、活気やエネルギッシュな雰囲気を作り出します。
アニメイラストの描き方は、「初心者も簡単!アニメイラストの描き方」を参考にしてください。
少女漫画風イラストは、きらめく大きな瞳や繊細な線で感情をドラマチックに描くスタイルです。ふんわりとしたトーンや花・レースなどのモチーフを取り入れることで、ロマンチックで夢見るような世界観を演出し、登場人物の心情をやわらかく引き立てます。
少女漫画風イラストの描き方は、「初心者も簡単!少女漫画風イラストの描き方」を参考にしてください。
アタムアカデミーでは、人物イラストの描き方を学ぶことができます。
アタムアカデミーでは、入塾前にイラスト講座を体験できるオンライン無料体験レッスンを行っています。講師とビデオ通話をしながら授業を体験していきます。
オンライン無料体験レッスンはiPadに必要なソフトをインストールし、applepencilを使って授業を行っています。iPadをお持ちでない方は、紙とペンでの体験もできます。
課題や制作した作品は講師とチャットやメールでやりとりをすることで共有を行います。兄弟でのご参加、お友達同士のご参加もOK。
オンラインであっても、対面型の教室と同じように学ぶことができます。
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