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髪の毛の塗り方のステップ
まずは、髪の毛を塗るときのステップを確認しましょう。基本的な手順は以下の4ステップです。
下塗り(ベースカラー)
1影(大まかな影)
2影(濃い影)
ハイライト
この記事では、柔らかいエアブラシ、ガッシュブラシ、水彩平筆ブラシなど、複数の質感が異なるブラシを使い分けて解説します。
髪の毛の描き方は、初心者も簡単!髪の毛のイラストの描き方 の記事を参考にしてください。
基本の髪の毛の塗り方
まずは基本となる髪の毛の塗り方を紹介します。
髪の毛のベースカラーの塗り方
まずはベースカラーを塗ります。 塗りつぶしツール や範囲選択ツール を使うと、隙間なく一気に塗れるため効率的です。塗り残しがないように注意しましょう。
髪の毛の1影の塗り方
立体感を出すために、影を2段階に分けて塗りましょう。
まずは、ベースカラーの上から、ざっくりと1影を置きます。頭を球体として捉え、光源の位置を意識しながら影を落としていきます。グラデーションツールや柔らかいエアブラシを使うと、自然な陰影が作れます。
参考記事:初心者も簡単!イラストの影の付け方
ざっくりと色を置いた後は、髪の毛の流れに沿って形を整えましょう。このときも、頭の丸みと光の向きを常に意識してください 。
髪の毛の2影の塗り方
さらに立体感を出すために、1影よりも暗い「2影」を塗ります。 髪の重なり合う部分や、首元、奥側になる部分、光が届きにくい場所に色を置いていきましょう。
影色が濃すぎる場合は、レイヤーの不透明度を下げたり、色調補正で明度や彩度を調整したりして馴染ませます。
髪の毛のハイライトの入れ方
仕上げにハイライトを入れ、髪にツヤを与えます。 光源の位置を再確認し、光が一番強く当たる部分に描き込みます。メインの光源だけでなく、回り込みの光や反射光も意識すると、よりリアルな表現になります。
参考記事:初心者も簡単!ハイライトの描き方
最後に、線画の色を髪色に馴染ませる「色トレス」を行ったり、全体の色味を調整したりすれば完成です。
髪の毛の厚塗りの描き方
重厚感のある厚塗りをする場合も、基本の考え方は同じです。影を1影・2影と段階的に分けると塗りやすくなります。
参考記事:初心者も簡単!厚塗りの描き方
1影でベースを作る
まずはざっくりと1影を塗ります。 頭の球体を意識しつつ、あえて筆跡を残すように髪の毛の流れに沿って塗るのがコツです。
2影で立体感を強調する
さらに濃い色で2影を塗ります。 厚塗りの場合は、ここで毛束一つひとつを意識すると、特有の密度と立体感が出せます。「手前は細かく、奥はざっくりと描く」など、情報量にメリハリをつけると画面が引き締まります。
ハイライトとおくれ毛を描き足す
ハイライトも球体に沿って細かく描き込みます。 あわせておくれ毛を描き足すと、より自然で動きのある髪になります。ただし、描きすぎるとボサボサに見えてしまうため、全体のバランスを確認しながら調整しましょう。
紫グラデーションの髪の毛の塗り方
個性的なキャラクターを作りたい場合におすすめなのが、グラデーションカラー(2色髪)です。 今回は例として、毛先に向かって紫色になるグラデーション の塗り方を紹介します。
ベースとグラデーションの塗り方
ざっくりとした手順は以下の通りです。
ベースカラーを塗る :髪全体の基本となる色を塗ります。
グラデーションを塗る :毛先から変えたい色(今回は紫)を塗っていきます。
境目を馴染ませる :ベースカラーとグラデーションカラーの境界を、ぼかしツールなどで自然に馴染ませます。
影色の選び方
次に1影を塗っていきます。基本の塗り方は前述と同じですが、2種類以上の色がある場合、影を塗るレイヤーの合成モードを「乗算」に変更すると、ベースの色味を活かしたまま自然な影を塗ることができます。
今回はベースに使った色をそのまま乗算で重ねていますが、青色や紫色などの寒色系を一色使って影全体を塗っても、統一感が出ておしゃれに仕上がります。
参考記事:初心者も簡単!影の色味の選び方
紫グラデーションの髪の毛の仕上げ方
2影とハイライトを塗り、線画を色に馴染ませたら完成です。もし2影を濃く入れすぎたと感じる場合は、ハイライトの工程で調整してみましょう。濃すぎた場所に柔らかいエアブラシで明るい色をふんわり乗せることで、色味の強さを緩和できます。
グラデーションカラーの組み合わせ方
グラデーションカラーは色の組み合わせ次第で印象がガラリと変わります。
類似色(例:薄い紫×濃い紫) :まとまりのある落ち着いた印象になります。
補色(例:黄色×青) :インパクトがあり、個性的な印象になります。
黒・白+他色 :ミステリアスな印象になります。黒は引き締まり、白は洗練された雰囲気になります。
参考記事:初心者も簡単!配色・色選びの基本
髪の毛のツヤをキレイに出すコツ
ツヤはハイライトを使って表現しますが、ただ明るい色を乗せるだけではなく、頭の丸みに沿って「天使の輪」のようにハイライトを入れると、一気に立体感が増します。
ハイライトの端を馴染ませる
光が一番強く当たる部分にくっきりとハイライトを入れた後、端の部分だけを消しゴム(柔らかめ)やぼかしツールで少し馴染ませてみてください。髪質が柔らかく、自然なツヤに見えます。
レイヤーの合成モードを活用する
デジタルイラストの場合、ハイライトを描くレイヤーの合成モードを加算(発光)やスクリーンなどに変更するのがおすすめです。より透明感と輝きのある美しいツヤが表現できます。出したいツヤのイメージに合わせて、色や明度を調整してみてください。
髪の毛の影の付け方のコツ
髪の毛の影付けで難しいポイントは、「どこに影を入れればいいかわからない」という点です。基本の1影・2影のステップを踏まえつつ、以下の2点を意識すると、のっぺりした印象を回避できます。
髪が重なる部分に「落ち影」を入れる
前髪の下(おでこにかかる部分)や、サイドの髪が後ろ髪に重なる部分、えりあし(首元)には、光が遮られるため必ず暗い「落ち影」ができます。ここに思い切って濃い影(2影)を入れることで、前後の奥行きが生まれます。
毛束を円柱として捉える
髪全体だけでなく、髪の一房(毛束)を円柱のように捉え、光が当たらない側面に影を入れます。このとき、毛先の影を少しだけ濃くすると、束感がより強調されて魅力的な影になります。
髪の毛の塗り方のテクニック
最後に、ワンランク上の仕上がりにするためのテクニックを2つ紹介します。
顔周りは明るく、後ろ髪は暗く
顔周りの髪は、キャラクターの印象を決める重要なポイントです。 基本的には、顔周りの髪を明るく・細かく、後ろ髪を暗く・ざっくり塗ることで、視線が自然と顔に集まりやすくなります。
また、髪色が暗いキャラクターの場合、顔周りの髪にうっすらと肌色をエアブラシで乗せる と、肌と髪が馴染み、透明感のある軽やかな印象になります。
反射光(リムライト)を入れる
後ろ髪や首元の内側など、影となっている部分に、環境光などの反射光(リムライト)を入れましょう。 青や紫などの寒色系や、背景色を薄く入れることで、空気感や奥行きが生まれます。キャラクターの存在感がぐっと引き立つテクニックですので、ぜひ試してみてください。
アタムアカデミーのオンラインイラスト教室で髪の毛の塗り方を学べる
アタムアカデミーのオンラインイラスト教室では、髪の毛の塗り方を学べます。
基本の髪の毛の塗り方、髪の毛の厚塗りのやり方、紫グラデーションの髪の毛の塗り方など、髪の毛の塗り方のポイントを基本から応用まで、講師とやりとりしながら練習できます。