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特殊効果・テクニック

初心者も簡単!人物パースの描き方

  • 描き方

複雑な人体をシンプルな「箱」として捉える人物パースを描くだけで、どんなアングルやポーズでも説得力のあるキャラクターを描くことができます。

この記事では、パースの基本的な考え方から、角度のあるポーズ、複数人の自然な配置テクニックまでを分かりやすく説明します。

パースの基本的な考え方については、初心者も簡単!パースの考え方の記事も参考にしてください。

人物パースの基本

いきなり人体を描こうとすると、複雑な曲線や凹凸に惑わされて、全体のバランスが崩れてしまいがちです。まずは、キャラクターの体を単純な「箱」や「円柱」の集合体として捉えることから始めましょう。

この「箱人間」をパース線(奥行きを表す補助線)に乗せることで、どんなポーズでも正確な立体感を保つための、崩れない土台(アタリ)を作ることができます。

人体を「箱」として捉える立体感の掴み方

まずは、人体を一つの大きな箱として捉える練習です。二点透視図法などを使って箱を描き、その箱がどちらを向き、どれくらいの奥行きがあるのかを意識してみましょう。そして、その箱の中に人物を収めていくイメージを持つことが大切です。

最初は多少歪んでしまっても大丈夫。まずは「立体を描いている」という感覚を掴むことを楽しみましょう。

箱人間のパースへの乗せ方

先ほど描いた箱を基準に、人物を立たせていきましょう。人体を描く上で、特にパースの傾きを意識したい箇所は以下の4点です。

  • 顔、頭、目
  • 膝、足先

これらの箇所は、体の向きや傾きが分かりやすい部分です。各パーツをパース線に乗せることを意識するだけで、人体の自然なパースがぐっと捉えやすくなります。

角度のある人物パースの描き方

角度のある顔のパース

角度のある顔を描く時は、基本的に二点透視図法の箱でパースを考えてみましょう。箱をさまざまな方向に動かすイメージで、顔の傾きと奥行きを把握していきます。

参考記事:初心者も簡単!斜め顔のイラストの描き方

角度のある体のパース

角度のある体のパースも、同様に箱で考えていきます。体のパースの場合、先述した「肩・腰・膝・足先」のパースの傾きを基本とします。それぞれのパーツを箱状に捉えて、空間内での傾きを考えてみてください。

参考記事:初心者も簡単!身体のイラストの描き方

角度(アングル)別の人物パースの描き方

アオリ構図の人物パース

アオリ構図を描くときは、アイレベル(目線の高さ)がキャラクターより下になるようにパースを取っていきます。地面に近い足は大きく、頭は小さく見えるのが特徴です。

肩・腰・膝・足のラインがパース線に乗るように意識しつつ、奥行きを表現することで、迫力のあるアオリ構図になります。

参考記事:初心者も簡単!アオリ構図の描き方

俯瞰構図の人物パース

俯瞰構図を描くときは、アイレベルがキャラクターより上になるようにパースを取ります。頭が大きく、足元は小さく見えます。身体の中で意識するパースのポイントは、アオリ構図のときと同じです。

さらに、胴体の箱と頭の箱の向きを少しずらして描くと、ポーズに動きが出て、より生き生きとした印象になります。

参考記事:初心者も簡単!俯瞰構図の描き方

動きのある人物パースの描き方

パンチを繰り出す腕のポーズ

迫力のあるパンチを描くには、胴体の箱と腕の箱に分けて考えてみましょう。 腕や拳は手前に来るほど大きくなるように、パースを強調して描きます。

腕が顔と少し重なるように配置すると、顔と手の大きさの対比が生まれ、遠近感をさらに強調できます。視線を集めたい顔や手などを一箇所にまとめることで、イラストの見せたいポイントが明確になるのでおすすめです。

こちらに手を差し出すポーズ

こちらに手を差し出すポーズも、胴体の箱と腕の箱を別々に考えます。胴体は奥に向かうようなパース、そして腕は手前に向かって勢いよく飛び出してくるようなパースを意識して描くのがコツです。

参考記事:初心者も簡単!棒立ちポーズから動きのあるポーズにする方法

複数の人物を自然に配置する人物パースの描き方

一枚のイラストに複数のキャラクターを描くと、「なんだか身長のバランスがおかしい…」といった問題が起こりがちです。これは、キャラクターたちが同じ空間を共有できていないことが原因です。

しかし、全員に共通の「アイレベル」を設定することで、誰でも自然な集合絵を描けるようになります。

身長差のあるキャラクターの配置手順

身長差があるキャラクターたちを一枚の絵に自然に配置するには、以下の手順で進めましょう。

  • アイレベルと消失点を決める:イラスト全体の基準となる共通の目線の高さと、消失点を設定します。
  • 基準となるキャラクターを描く:空間内の好きな場所に、基準となる人物を一人描きます。
  • ガイドラインを引く:基準キャラクターの頭の高さと足元から、それぞれ消失点に向かってパース線を2本引きます。これが「同じ身長のキャラクターが立つ範囲」を示すガイドになります。
  • 別のキャラクターの位置を決める:新しく描きたい位置に、地面から垂直な線を引きます。先ほど引いたパース線と交差した「上」が頭、「下」が足となり、正確な高さが決まります。
  • 高さを調整して描き入れる:決まった高さに合わせて、身長差を考慮しながらキャラクターを描き入れれば完成です。

複数のキャラクターを描くときは、「共通のアイレベルを設定すること」「基準になるキャラクターを一人描いておくこと」。この2点を意識するだけで、ぐっと描きやすくなります。

参考記事:初心者も簡単!人数とレイアウト別の構図の描き方

アタムアカデミーのオンラインイラスト教室で人物パースの描き方を学べる

アタムアカデミーのオンラインイラスト教室では、人物パースの描き方を学ぶことができます。

パースの基本的な考え方から、角度のあるポーズ、複数人の自然な配置テクニックまで、人物パースの描き方を基本から応用まで、講師とやりとりしながら練習できます。

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