
特殊効果・テクニック
初心者も簡単!サイバーイラストの描き方
サイバーイラストの魅力や特徴 サイバー感とは? サイバー感とは、コンピュータやインターネットが作り出す仮想空間、テクノロジー、近未来を連想させる雰囲気や表現のことです。SFの世界観の中でも、機械と光、デジタルの情報が入りまじったイメージです。 サイバーらしく描きたいときに大切なのは、見た人が一目で未…
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キャラクターやファンタジーの世界観を彩るエフェクトは、単なる飾りではなく、画面全体の迫力や視線誘導を担う重要な要素です。今回は、ファンタジー表現やキャラクターイラストに欠かせない炎・雷・水・光のエフェクトの描き方について解説します。
まずは基本となる「炎」のエフェクトの描き方を解説します。
炎を描く際、初めから細かな揺らめきを描き出すと、全体のボリューム感が薄れてしまいます。まずは丸を描いて大きな塊としてのアタリをとり、そこにS字の曲線を意識しながら上へ伸びる線を描き足します。S字曲線を描くことで、炎にダイナミックな動きを加えることができます。
シルエットが完成したら、一度ベタ塗りで全体の形を確認します。このとき、形が左右対称になっていないか注意してください。左右対称のシルエットは画面に静かで人工的な印象を与えてしまうため、あえて形を崩して非対称にすることで、自然物特有の不規則で勢いのある動きが生まれます。
もし、シルエットの状態で見て、バランスが崩れていたり、左右対称になっている場合は、炎の形を足したり削ったりして、炎らしい不規則な形に整えていきましょう。

炎を塗る手順は、明度と彩度の対比を利用して発光感を演出するのが基本です。ベースとなるオレンジ色の上に明るい黄色を重ね、中心部分には最も明度の高い白に近い色を置きます。
炎の中心を白く飛ばし、その周囲に最も彩度の高い色(濃いオレンジや赤)を配置することで、炎の中心を強い光源として表現することができます。
また、炎の輪郭を部分的にぼかすことで、ピントが合っている部分とボケている部分の差が生まれ、イラストに写真のようなリアリティを加えることもできます。
炎の描き方の応用として、初心者も簡単!爆発のイラストの描き方も参考にしてください。

炎(火)は温度によって色が変化します。描きたいシチュエーションに合わせて色を選んでみましょう。
温度設定を意識して色を選ぶことで、イラストに説得力が生まれます。

また、炎の色味によって、エフェクトの効果も変わってきます。シーンや感情によって炎の色味も使い分けましょう。
| 炎の色味 | イラストに与える心理的効果やシチュエーション |
| 赤〜オレンジ | 暖かさや生命力。一般的な魔法や松明など、画面に馴染みやすい基本の色。 |
| 青〜紫 | 冷たさや神秘性。高位の魔法や、夜のシーンなど、周囲とのコントラストを強めたい場面。 |
| 黒〜暗赤色 | 禍々しさや邪悪さ。敵キャラクターの攻撃など、ネガティブなエネルギーの表現。 |
次に、バトルシーンなどで映える雷や稲妻のエフェクトの描き方を解説します。雷や稲妻のエフェクトは、画面に鋭利な緊張感を与え、バトルの激しさを強調するのによく使います。光の表現を描き込む前に、背景を暗い色で落としておくと、明暗のコントラストが際立ち、発光具合を正確に判断しながら作業を進めることができます。
雷の線を引くときは、滑らかな曲線ではなく、鋭い角度のジグザグとした直線の連続を意識します。鋭角なシルエットは、イラストにおいて攻撃性や瞬発力を鑑賞者に感じさせる効果を持っています。
地面に激しく落ちる雷や稲妻を描く際の手順です。
地面に落ちたエネルギーの拡散を描く際は、メインとなる太い稲妻に対し、周囲に散る細い線を極端に細く描きます。線の太さに極端なメリハリをつけることで、メインの落雷地点に視線を誘導し、イラストの主役を際立たせることができます。

雷を強く発光させるには、デジタルソフトの合成モードを加算(発光)やスクリーンなどに変更するテクニックを使いましょう。
まず雷のシルエットを白で描き、そのレイヤーを複製します。複製したレイヤーを黄色や青などの好きな色で塗りつぶし、ガウスぼかしなどのフィルター機能を使って光を拡散させます。
このぼかした色を加算モードで上に重ねることで、カメラのレンズ越しに強い光を見たときに起こる光の滲みを画面上で再現でき、単なる白い線が強烈なエネルギーを持った光へと変化します。

エネルギーが溜まっているような雷(帯電・スパーク)を描きましょう。
まず帯電・スパークのアタリは、雷が溜まる中心ポイントを決め、そこから外側に向かって鋭く飛び出す、角度の急なジグザグを描くイメージで形を作ります。色を塗る場合は、基本的には地面に落ちる雷と同じ手順です。

さらにクオリティを上げる技術として、手前にある雷はくっきりと明るく描き、奥に回り込んだ雷には青みがかったグラデーションをかけて彩度と明度を落とします。色彩による遠近法を取り入れることで、エフェクトの中に明確な前後の空間が生まれ、イラスト全体の奥行きが演出できます。
また、雷は黄色だけでなく、青(プラズマ)や赤(禍々しい雷)など、色を変えるだけで雰囲気がガラッと変わるため、キャラクターの属性やシーンに合わせてアレンジしてみてください。

雷や稲妻、帯電した雷が描けるようになったら、武器や身体の周りなどに雷を纏わせる電撃エフェクトに応用していきましょう。
まずはざっくりとアタリを描いていきます。対象物の周りにぐるぐると円を描くように纏わせるのがオススメです。不規則なジグザグな線や、全体のバランス感に注意しながら描いてください。

アタリに沿って電撃エフェクトのシルエットを描き起こします。大きな雷の流れの他に、細かく飛び散った火花(スパーク)も描くと、雷らしい勢いやインパクトが出てきます。

シルエットが描けたら、電の発光のさせ方と同様、「加算(発光)」を使って色を塗って光らせます。剣などの武器だけでなく、キャラクター自身に纏わせるのもかっこいいイラストに仕上がるためオススメです。

水のエフェクトは、炎や雷のような自発光体とは異なり、周囲の環境光を反射・透過する物質です。そのため、イラストで描くときは、光と影の境界線をどう処理するか、透明感や立体感の表現がポイントです。
参考記事:初心者も簡単!水・水滴のイラストの描き方
水しぶきのアタリをとる際は、着水点などを中心として、そこから放射状に外側に広がる軌道を引きます。大きな水の塊は丸みを帯びた涙滴型を組み合わせ、先端に向かって細かい水滴を散らします。
手前の水と奥の水を異なるレイヤーに分け、シルエットが重なるように水飛沫を配置することで、水が薄いシート状ではなく、厚みを持った立体の塊であることを視覚的に説明できます。

まずは、ベースカラー(水色など)で水エフェクトを塗ります。ベースカラーを塗ったら、水の内部に気泡を描き込みます。丸や楕円が重なり合うイメージで描くと水らしさが出ます。
次に、光源の位置(光がどこから当たっているか)を意識して、影を塗ります。
参考記事:初心者も簡単!イラストの影の付け方
水のツヤ感を出すためにハイライトも描き込みます。
参考記事:初心者も簡単!クオリティを上げるハイライトの入れ方
仕上げに、明るい水色をオーバーレイモードで上から重ねると、透き通るような質感が表現できます。また、奥側の水しぶきには、下から白でグラデーションをかけると、奥行き感がさらに生まれます。

最後に、魔法陣や光の粒子など、ファンタジーイラストでも汎用性の高い光エフェクトの描き方を紹介します。
魔法陣や光の粒子といったエフェクトは、ファンタジーイラストの雰囲気を高めるだけでなく、画面全体のバランスを整えたり、見てほしい場所へ視線を誘導したりする実用的な役割を持っています。
基本的な発光の手順は雷と同じく、白い芯となるレイヤーの上に、色をつけてぼかした加算(発光)レイヤーを重ねることで美しい光を表現できます。

キラキラとした光の粒子を描く際は、イラストアプリに初期搭載されている「デコレーションブラシ(パーティクルブラシ)」を活用するのがおすすめです。
ブラシで大小の光の粒子を散らした後に、上記の加算・発光テクニックを組み合わせることで、幻想的な画面を簡単に作ることができます。
ただし、光の粒子を描く際、画面全体に均等に散らしてしまうと、視線が分散して絵の焦点がぼやけてしまいます。キャラクターの顔周りや武器の先端など、イラストの中で最も注目させたい場所に大きな粒子や明るい粒子を集中させ、外側に向かって小さく暗くしていきましょう。そうすることで、光のエフェクトで視線誘導ができます。

アタムアカデミーのオンラインイラスト教室では、炎・水・雷・光などのエフェクトの描き方を学ぶことができます。
エフェクトの描き方の基本から武器への纏わせ方など、炎・水・雷・光などのエフェクトの描き方を基本から応用まで講師とやりとりをしながら練習できます。


アタムアカデミーでは、入塾前にオンラインイラスト教室の授業を体験できる無料体験レッスンを行っています。講師とビデオ通話をしながら授業を体験していきます。
オンライン無料体験レッスンはiPadに必要なソフトをインストールし、applepencilを使って授業を行っています。iPadをお持ちでない方は、紙とペンでの体験もできます。
課題や制作した作品は講師とチャットやメールでやりとりをすることで共有を行います。兄弟でのご参加、お友達同士のご参加もOK。
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