イラストノウハウ
特殊効果・テクニック

初心者も簡単!水・水滴のイラストの描き方

  • 描き方

この記事では、基本となるリアルな水滴の描き方から、キラキラ輝く水面、動きのある水しぶき、幻想的な水中など、さまざまな水の表現方法をメイキング形式で解説します。目的に合わせて使い分け、イラストのクオリティをアップさせましょう。

水・水滴の魅力

水や水滴は形が決まっておらず、さまざまに変化するのが最大の魅力です。

キャラクターの涙や汗、グラスについた水滴、雨上がりの風景など、描きたいイラストの場面や状況によって表現方法が異なります。水の描き方をマスターして、イラストに透明感やみずみずしさをプラスしてみましょう。

水滴のイラストの描き方

まずは基本となる、シンプルな水滴の描き方です。アタリの取り方から、立体感を出す色の塗り方まで順番に解説します。

水滴のアタリの取り方

まず、描きたい水滴の形を大まかに描きます。きれいな真円よりも、重力で円を少し歪ませたような形を、なるべく滑らかな曲線で描くように意識すると自然な水滴になります。

水滴の色の塗り方

アタリに沿って水滴の輪郭線を清書したら、一度ベタ塗りをして、シルエットで形を確認してみましょう。

きれいなシルエットが描けたら、いよいよ色を塗って立体感と透明感を出していきます。

ベースの色とグラデーションを塗る

水滴を置く場所の色(下地の色)よりも少し暗い色を、ベースカラーに選びます。ベースが塗れたら、柔らかいエアブラシなどを使って、ベースの色より暗い色からベースの色へと変化するグラデーションを作ります。

参考記事:初心者も簡単!配色・色選びの基本

光の当たる部分を描く

次に、光が当たって明るくなる部分を、エアブラシを使ってふんわりと描き加えます。色はベースの色よりも少し明るい色を使ってみてください。色の境目が気になる場合は、ぼかしツールなどで馴染ませましょう。

縁に光を入れる

水滴の縁を、エアブラシを使って白でなぞるように塗ります。透明な水は、縁を通った光が屈折して集まるため、輪郭に沿って細く明るい帯ができます。光源の位置を意識して、光が入ってくる側の縁を強めに塗ると、立体感がアップします。

ハイライト(強い光)を入れる

光が最も強く当たるところに、白をベタ塗りでくっきりと入れます。このとき、水滴を平らな面ではなく球体としてイメージするのがポイントです。

参考記事:初心者も簡単!クオリティを上げるハイライトの入れ方

影を塗る

最後に、水滴の下に落ちる影をエアブラシで塗ったら完成です。水滴は透明なので、不透明なものとは影のでき方が変わります。水滴を通った光は下地に集まって明るくなり、その周りが暗く見えるため、影は水滴と接している縁に沿って細く置き、中心は明るく残すのがポイントです。

影の付け方の基本は、初心者も簡単!イラストの影の付け方で解説しています。

水滴のイラストの仕上げ方

さらにひと手間加えて、映り込みや水滴の下にあるものを描き込むと、よりリアルな水滴になります。

  • 風景の映り込み:水滴の周りの景色を映り込ませる場合は、水滴の側面に周囲の色などを描き込みましょう。
  • 光の屈折(歪み):水滴の下にあるものを描く場合は、水滴を通して透けて見える部分を少し歪ませると、レンズ効果が生まれてより水滴らしく見えます。

いろいろな水の表現方法

基本の水滴が描けるようになったら、シーンに合わせたさまざまな水の表現に挑戦してみましょう。

水面の描き方

まずは、海などをイメージして、ベースとなる色を塗ります。

奥から手前に向かって、ジグザグに波打つようなグラデーションになるように塗りましょう。

視線を集めたい部分が特に強く光るように意識して、光を描き込みます。今回は手前に視線を集めたいので、光の帯が奥に向かって狭くなるように塗ります。光を描く範囲を絞ることで、画面全体に遠近感とメリハリが生まれます。

光が水面に反射している様子も描くと、より効果的です。イラストソフトの「加算(発光)」といったレイヤー効果を使うと、夏の強い日差しのような輝きを表現できます。不透明度を調整しながら描いてみましょう。

スケッチブックを使った水面の描き方は、【スケッチブック】海などの水面の映り込みの描き方の記事も参考にしてください。

水しぶきの描き方

水しぶきが上に向かって飛び散る様子をイメージし、大まかなアタリを描きます。

次に、ベタ塗りのシルエットで形を捉えましょう。中心から外側に向かって放射状に飛んでいくように描くと、勢いが出ます。

光源を決め、ベースの色よりも暗い色で影をグラデーションで塗ります。

水滴の時と同じように、縁や表面に光を描き込みます。水しぶきの場合、縁の光は光源のある上面側だけで大丈夫です。

大きな水のかたまりの中にも、大小の水滴がくっついている様子をイメージして光を描き足しましょう。

ツヤっとしたハイライトを描き込んだら完成です。周りに飛び散る水滴の量や大きさで勢いを表現できるので、描きたいイメージに合わせて調整してみましょう。

水中の描き方

まず、描きたい対象物が水中にあるように、全体の色味を青みがかった色などに調整します。

イラストソフトのオーバーレイなどのレイヤー効果を使い、水面の揺らぎが反射している波模様を描き込みます。物体の表面の形に沿って描くのがポイントです。

波の模様が描けたら、ぼかしフィルターをかけて自然に馴染ませます。最後に彩度などを調整したら完成です。周りに気泡を描き加えることで、より透明感のある水中らしさが出るのでおすすめです。

水たまりの描き方

まずはざっくりと水たまりのアタリを取っていきます。水たまりを描くときは、水面に反射して写し出せる背景や人物があると、より水たまりらしく描きやすいです。

アタリが描けたら水たまりの形を整えていきましょう。水たまりは地面のくぼみに沿って広がるため、輪郭を円や直線にせず、ふちがゆるく波打ついびつな形にすると水たまりらしくなります。

形が描けたら、反射しているものを鏡写しになるように水たまりの中に描き込んでいきます。複製・上下反転の操作方法は【アイビスペイント】移動変形ツール・左右反転ツールの使い方、スケッチブックでの手順は【スケッチブック】海などの水面の映り込みの描き方を参考にしてください。

次に、反転したものを指先ツールなどでジグザグに歪ませます。水たまりは水深が浅く、地面のわずかな凹凸で水面が揺れる程度なので、歪みを大きく取りすぎないほうが自然に見えます。水面から距離が離れている奥のところは、ぼかしツールでぼかしましょう。

最後に、水面の中心から離れるにつれて少し暗くなるように塗り、円状にハイライトを乗せていきます。水たまりは縁が浅く地面の色が透けて見えるため、外側を暗く落とすことで中心の深さとの差が表現できます。全体の色味を調整したら完成です。

流れる水の描き方

ざっくりとアタリを取っていきます。流れる水は定規で引いたようにまっすぐ落ちるのではなく、うねりを加えて描いていきましょう。

流れる水の着地点は、水の勢いに合わせて水しぶきの飛び散り方を考えてみてください。

影を入れて水の流れの立体感を表現していきます。重力に従って下に流れるイメージで描き込んでいきましょう。

水のキワ(縁)にハイライトを入れて透明感を出し、全体の色味を調整したら完成です。

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アタムアカデミーでは、水・水滴の描き方を学ぶことができます。

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