ATAMブログ

2023.09.19

ワンランク上の髪の毛の描き方をご紹介! オンラインイラスト教室|ATAM ACADEMY

キャラクターにとって髪の毛は、そのキャラの魅力を伝えるとても重要なパーツです。
今回は、そんな髪の毛の基本的な描き方や、ワンランク上手く描くためのポイントなどを詳しくご紹介します!
ぜひ、参考にしてみてください♪

 

目次
基本的な髪の描き方
ロングヘアの描き方
縛っている髪型
髪の毛の完成までの工程

 

基本的な髪の毛の描き方

まずは基本的な髪の描き方からお伝えします。
髪を描くときは、下の図のように前髪、サイド、後ろ髪の3つのパーツに分けることがポイントです。

頭の頂点から髪が生えていることを意識して、3つのパーツを描くと違和感のない自然な髪になります。
また、髪を描く際は次の6点を意識して描いてみましょう!

①別の流れを作る


髪の流れを一定にせず、流れが違う毛束を入れてみましょう!
そうすると、単調で不自然な髪になるのを防げます。

②毛束の太さを一定にしない


髪の毛束の太さを不規則にして描いてみましょう!
太さや幅が一定の毛束が並んでいたりすると、不自然な髪の原因になってしまうので動きをつけてあげましょう!

③分け目の位置を不規則にする


分け目の位置が同じだと違和感が出るので、分け目の位置をバラバラにします。
分け目の位置をあえて揃えている場合以外は、できるだけ不規則にしてあげることが大事です。

④描き込みかたにメリハリをつける


描き込みのメリハリをつけるのも大事です!
描き込み方は絵柄にもよりますが、
なるべく部分的に描き込んだ方が全体を見た時に自然な仕上がりになります!

⑤髪の重なりを作る


髪に上下や前後の重なりがあることを意識して、毛束を重ねて描いてみてください。
重なりを描くことで、立体的で奥行きがある髪の毛を表現できます!

⑥分け目に影をつける

線画の時に分け目に影を入れましょう!
物を立体的に見せたいときは、影や光を書き込むと立体的に見えるようになるので、
線画も普通の線として描かずに、光と影を意識して立体的に描いていきましょう!

ここまでにお伝えした6つのポイントを意識して描くだけで、
リアルで自然な髪の毛を描けるようになります!試してみてください♪

ロングヘアの描き方

基本的な髪の描き方の次は、ロングヘアの描き方をお伝えします。
ロングヘアーは毛先を遊ばせたり出来るので、魅力的な絵作りをしやすい髪型です。
まずロングヘアを描く時は、毛先の隙間とひねりを描いてみましょう。

図の③のように、前後のフサの位置関係が分かるようにしたり、大きいフサと繋げたり、好みで描いてみてください。


髪のひねりはリボンがねじれるイメージで考えると分かりやすいです。
髪の毛のねじれた所は裏側を描いたり幅を細く描いたりしてみましょう!
よく分からない時は、細長い紙やタオルなどの身近な物を使って確かめてみてください。

隙間とひねりを組み合わせて描いてみるとこんな感じになります!
毛の一本一本が集まってフサになっていることを意識して曲線で描くのがコツです!

ちなみに、下の絵のように髪を肩に乗せたりすると、柔らかそうな髪を表現することも出来ます!

もしロングヘアを描いていて、硬い印象になってしまった時は毛先に隙間やひねりを加えてみてください!

縛っている髪型

次は縛っているヘアースタイルの描き方をお伝えします。
縛っている髪型は、毛流れがヘアゴムに向かっていくことを意識して描きましょう!


リアルさを出したい時は、髪を高く結ぶと毛がたゆむのでそのたゆみを描くとリアルになります。
結びきれなかった細かい毛を描くのも可愛いですね!


図のように後ろで1つに髪を縛っているポニーテールは、正面からは後ろの髪はほとんど見えなくなります。
髪を縛っている髪型を描く際は、どこの位置や高さで結んでいるのかをしっかりと考えて描きましょう。


このように髪を縛ったヘアースタイルは色々ありますが、
ヘアアクセサリーやアレンジによってもかなり印象が変わるので参考になる写真などを見ながら描きましょう!

髪の毛の工程

次は、描く時のポイントなども踏まえながら髪の色塗り工程について紹介していきます!

まずは線画です!
前髪がかかっている部分のまつ毛や眉毛の不透明度を下げて、髪の毛の奥にあることを表現しましょう
毛の流れに沿って、少し消しゴムで消すと透明感が出ます。


次に下塗りです。
下塗りに使う色は明るめな色を選んで塗ると、後で影を塗ったときに暗い印象にならないです。


そして、乗算レイヤーで頭の上から徐々に暗くなっていくグラデーションをかけていきましょう。
グラデーションをかけることで、頭の立体感を表現しています。
毛先の暗い色は、下塗りで使った色をそのままスポイトして塗るよりも、
別の色味を使った方が鮮やかさが増しておすすめです!


次は、乗算レイヤーで毛束の影や毛流れを描きこんでいきます!
ここでは毛束の前後や上下の重なりを意識して描きましょう。

次は、光の位置を考えながら全体に影を描いていく工程です!
頭の立体感を出すために、頭の作りをしっかりと意識しながら慎重に描き進めましょう。
線画では違和感はなかったけど、色を塗って違和感が出てきたという時は、
頭の形などを意識せずに影を塗っていることが原因かもしれません!


次は光を描く工程です。
今回は通常レイヤーでハイライトを描いていきます!
ハイライトは白色を選びがちだけど、下塗りよりも少し明るめな色を選ぶと自然な仕上がりになります。
白色だけでハイライトを描くときは、周りの色から浮かないように部分的に描きましょう!
頭の一番張り出している所がツヤっと光るようなイメージで描いて、完成です!

まとめ

髪は基本的に、前髪、サイド、後ろの3つのパーツに分けて描いていく
毛の流れ・毛束の大きさ・分け目の位置・描き込みの密度を不規則にして、立体感や奥行きを作る
など、髪を上手く描くために大事なことをお伝えしました!
何より、頭の形や立体感を意識しながら描くことが重要です!
この記事を参考にして、自分なりの髪の毛を描いてみください。
最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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