
パース・背景の描き方
初心者も簡単!シンプルでおしゃれな背景の描き方
この記事では、イラスト初心者の方でもすぐに実践できる、シンプルでおしゃれな背景の作り方をご紹介します。 参考記事:初心者も簡単!背景のイラストの描き方 図形を配置するだけの背景の描き方 丸・三角・四角などの単純な図形を使うだけで、デザイン性の高い背景が作れます。 メンフィス柄風に図形を散らす 幾何学…
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背景イラストは、キャラクターの魅力を引き立て、世界観を伝えるために大切な要素です。
今回は、初心者でも取り組みやすい「背景の描き方」の基本から、描かずに画面を埋めるシンプルなアイデア、デジタルツール(アイビスペイントなど)を活用した簡単な方法、そして雪・草原・夕焼けといったシーン別の描き方までを網羅しました。背景を描くコツを押さえて、イラストの完成度をぐっと高めましょう。
背景には、キャラクターが「いつ」「どこで」「何をしている」かを伝える役割があります。背景があることでイラストにストーリー性が生まれ、説得力やクオリティが高まります。
以下の「5W1H」を意識して背景を含めたイラストの構成を考えると、より印象的な作品になりやすいのでおすすめです。
描く媒体によっても、背景が持つ役割は少し異なります。
参考記事:初心者も簡単!漫画風イラストの描き方

参考記事:初心者も簡単!キャラクター・アニメイラストの描き方

キャラクターを引き立てる背景は、以下の3つの要素から考えてみるのがおすすめです。描きたいイメージに合わせて組み合わせてみましょう。

背景は無理に描き込まなくても大丈夫です。ここでは、キャラクターを目立たせるシンプルな背景処理を紹介します。
丸や三角、四角などのシンプルな図形をキャラクターの周りに配置してみましょう。配置するときは全体を確認しつつ、キャラクターの顔へ視線が集まるような流れ(視線誘導)を作るのがポイントです。色はキャラクターのテーマカラーや瞳の色に合わせると統一感が出ます。

雑誌の表紙やポスターのように、キャラクターの名前やセリフ、英単語などを背景にデザインしてみましょう。漫画のように、セリフやキャラクターの反応(!や?等)を吹き出しに入れて配置するのも、ポップで可愛らしい仕上がりになります。

イラストソフトに入っているフリー素材やブラシを活用することで、簡単に背景を華やかにできます。ハートや星、花柄などのブラシは、スタンプのようにポンポンと置くだけで画面が埋まります。まずはアプリ内の素材を色々と試してみましょう。

背景を描く本来の目的は「キャラクターをより魅力的に見せること」です。ここでは、構図と配色の視点から解説します。
構図を上手く活用できれば、視線誘導や奥行き表現の幅が広がります。
参考記事:初心者も簡単!構図の基本
キャラクターと背景の明るさをはっきり分けることで、キャラクターを自然に浮かび上がらせられます。「キャラクターが暗く、背景が明るい(逆光など)」、または「キャラクターが明るく、背景が暗い(夜など)」状態を作ります。一度レイヤーを白黒にして確認すると、明暗差がチェックしやすくなります。


季節感やテーマを表現したいときは、色選びを工夫しましょう。
参考記事:初心者も簡単!配色・色選びの基本

デジタルイラストならではの機能を活用すれば、描き込みが甘くても「それっぽい」プロのような背景に仕上げることができます。
フィルター機能の「ガウスぼかし」を使うことで、カメラのピントが合っていないような表現ができます。背景の描き込みがざっくりしていても、強めにぼかすことで雑さが気にならなくなり、ピントの合っているキャラクターが強調されます。
背景の光源に合わせてキャラクターに光や影を入れると、ぼかした背景とも馴染みやすくなります。
参考記事:【アイビスペイント】ぼかしツールの使い方


「グラデーションマップ」とは、画像の濃淡に合わせて、指定したグラデーションの色に置き換える機能です。仕上げに使うことで、イラスト全体の色味や時間帯の表現を一瞬で変えることができます。
グラデーションマップの使い方は、以下の通りです。


背景の色味がキャラクターと合わないときは、上に新しくレイヤーを作り、合成モードを活用して馴染ませましょう。
参考記事:【アイビスペイント】ブレンドモードの使い方(乗算・加算発光・オーバーレイ)

背景そのものではなく、光や空気感を描き足してクオリティを上げるテクニックです。
背景に粒子の細かいキラキラや、丸い光の玉(玉ボケ)を散らすと、幻想的でロマンチックな雰囲気になります。アイドルイラストや夜景、イルミネーションなどによく合う演出です。

背景を少しぼかすことで遠近感が出て、キャラクターに視線が集まりやすくなります。特に遠くの風景をぼかすと、画面がスッキリすると同時にリアリティも高まります。

逆光とは、キャラクターの背後から光が差し込む表現です。キャラクターのシルエットが際立ち、輪郭が光ることでドラマチックな演出になります。夕焼けや朝焼けなどの感動的なシーンで使ってみましょう。
参考記事:【アイビスペイント】逆光を描く方法

キャラクターや物体にできる陰(シェーディング)と、地面・壁に落ちる影(シャドウ)の向きを揃えましょう。光源を意識して地面に影をしっかり描き込むと、キャラクターが背景の中に「存在している(接地している)」という説得力が生まれます。
参考記事:初心者も簡単!イラストの影の付け方

背景色は、イラストをどう見せたいかで選んでいきましょう。
例えばキャラクターを目立たせたいときは、キャラクターと背景の配色関係を考えてみます。明度や色相差をつけることでキャラクターが目立ちやすくなります。
逆に全体をまとめたい時は、キャラクターと同系色の色を使い、明度差を調整して背景色を考えてみてください。

背景と人物が馴染まないときは、レイヤー効果を使って馴染ませていきましょう。次の2つのポイントを使うだけでも自然に仕上がります。

さらに、背景の色に合わせてキャラクターに影やハイライトを加えると、より自然に馴染むのでおすすめです。

ここからは、具体的なシチュエーション別の背景の描き方を紹介します。
雪の背景は、冷たく静かな印象や、儚さ、神秘的な雰囲気を引き出したいシーンにぴったりです。白を基調とした繊細なグラデーションや、舞い落ちる雪の結晶の表現がポイントです。
参考記事:初心者も簡単!雪の背景イラストの描き方

草原の背景は、青空と広がる緑が開放感を演出し、キャラクターを爽やかに際立たせます。ファンタジーから日常系まで幅広く使えます。手前の草は大きく、奥の草は小さく描くなど、遠近感を意識することが重要です。
参考記事:初心者も簡単!草原の背景イラストの描き方

力強く雄大な山の背景は、スケールの大きさを強調したいときにおすすめです。冒険シーンや旅のイメージを盛り上げます。空気遠近法を使い、奥に行くほど青っぽく、霞んで見えるように描くと簡単に奥行きが出せます。
参考記事:初心者も簡単!山の背景イラストの描き方

浜辺の背景は、白い砂浜と海を組み合わせることで、夏らしい明るさやリゾート感を演出できます。青春を感じさせる場面に最適です。砂のザラザラした質感や、波打ち際の濡れた表現を描き込むのがコツです。
参考記事:初心者も簡単!砂浜の背景イラストの描き方

夕焼けの背景では、空がオレンジやピンクに染まり、ノスタルジックでドラマチックな雰囲気が生まれます。物語性をぐっと高めたいときにおすすめです。色が濁らないように注意し、鮮やかなグラデーションを作ることが大切です。

夏の空は、太陽の強い日差し、鮮やかに映える青空、モクモクと広がる厚い雲などが特徴です。鮮やかな色合いと強い明暗差により、コントラストの効いたイラストに仕上がります。
参考記事:初心者も簡単!夏の空のイラストの描き方

ノベルゲームの背景は、キャラクターと共に物語の世界観を伝え、プレイヤーを没入させるための背景です。部屋の中や教室など、視点(アイレベル)を安定させて描くことがクオリティアップのコツです。

ファンタジーな背景は、現実にはない魔法の世界や、浮遊する島、光る森などを描く背景です。自由な発想で描けますが、説得力を持たせるには現実の自然物の描き方を応用しつつ、彩度の高い色や発光表現を加えるのがポイントです。


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オンライン無料体験レッスンはiPadに必要なソフトをインストールし、applepencilを使って授業を行っています。iPadをお持ちでない方は、紙とペンでの体験もできます。
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