
特殊効果・テクニック
初心者も簡単!Y2K・平成ポップなイラストの描き方
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今回は初心者でも簡単に実践できる、人物イラストを漫画風イラストに仕上げる方法をご紹介します。少年漫画に出てくるようなカッコいいキャラクターを例にして、一緒に描き方を学んでいきましょう。
漫画風イラストとは、よく目にする日本の漫画のような、白と黒で描かれたスタイルのイラストのことです。カラーを使わずに、白・黒・グレーの濃淡や線の強弱だけで世界観を表現するのが大きな特徴です。
最近はデジタル(パソコンやタブレット)で描くのが主流ですが、紙と鉛筆さえあれば誰でも気軽に始められるのも大きな魅力です。
漫画風イラストでは、白黒だけで迫力や質感を出すために、以下のようなテクニックが使われます。
今回は、トーンを多用するよりも、自分の手で描くカケアミやベタ塗りを中心に説明します。これにより、少年漫画のような力強さと手描きの温かみを表現します。
漫画らしいキャラクターに見せるためのデフォルメや線の使い方のコツを押さえましょう。
漫画のキャラクターには、バランスよく見える黄金比率が存在します。
参考記事:初心者も簡単!正面顔のイラストの描き方
描きたい絵柄によって多少比率は変わりますが、まずはこの比率を基本にしてみましょう。

目はキャラクターの命です。キャラクターのイメージに合わせて形を変えましょう。
参考記事:初心者も簡単!種類別・角度別の目の描き方

漫画キャラクターの線画を描くときは、単調な線にならないように強弱をつけます。輪郭や手前にあるものは太く、奥にあるものや細かい部分は細く描くことで、視線が見せたいポイントに集中し、立体感が生まれます。

画面全体のバランスをみて黒の濃さをコントロールします。

漫画キャラを描くときは、リアルさよりもインパクトを重視しましょう。
参考記事:初心者も簡単!イラストの影の付け方

それでは、実際のイラストを使いながら、漫画風イラストのキャラクターを描く手順を見ていきましょう。
まず、キャラクターの骨格やポーズの目安となるアタリを描きます。今回は、キャラクターを下から見上げるようなアオリの角度で描いていきます。少しあごを引いたポーズにすると、見上げる感じがよく出ます。
参考記事:初心者も簡単!アオリ構図の描き方

次に、アタリ線を目印にして、髪の毛や服など、細かい部分を描き足していきます。髪を描くときは、頭のてっぺんから髪がどのように生えて流れているかをイメージしながら描くと自然に見えます。また、ひじやウエストなど、服にシワができそうな部分にも、あらかじめシワの目安となる線(シワのアタリ)を入れておくと、後で描きやすくなります。

次に、アタリの線をもとに、キャラクターの輪郭線をはっきりと描いていきましょう。不要な線を消しながら、キャラクターの形がしっかり分かるように、きれいな線で描き起こしていきます。

線画ができたら、次は漫画風イラストに白と黒で色を塗っていきます。この工程が、漫画風イラストの描き方でも雰囲気を左右するポイントです。
まずは髪や服などを黒く塗りつぶす「ベタ塗り」をします。このとき、どちらから光が当たっているかを考えて、光が当たって一番明るく見える部分にハイライトを少しだけ塗り残して白くしておくと、立体感が出ます。
参考記事:初心者も簡単!クオリティを上げるハイライトの入れ方

髪の毛には、光が当たっている部分にハイライトを入れて、ベタ塗りで消えてしまった髪の流れを表現してあげましょう。ハイライトを入れることで、髪の毛ものっぺりせずに立体的に見えます。
服の場合は、黒く塗った部分と、光が当たっている明るい部分との境目に、細い線を描き足したり、線を重ねて描く「カケアミ」を入れたりして、色の境目を少しぼかすと、より自然な布の質感が出せます。

さらに、カバンにも色を塗っていきます。カバンを塗るときは、色の濃さを少しずつ変えるグラデーションを意識して塗ると、より本物らしい質感に近づきます。

また、影になる暗い部分には、線を何本も重ねて描き込むと、素材の持つ硬さや柔らかさといった感じがぐっと引き立ちます。

最後に、顔や手に、薄い黒(グレー)で影を塗ります。ここでも、光がどの方向から当たっているかを意識して、不自然にならないように影を描くことが大切です。

最後に、漫画風イラストを仕上げていきます。
今回は、背景は自分で描かずに、既存のイラスト素材を使って仕上げてみましょう。イラスト素材を使えば簡単にイラスト全体のクオリティを上げることができるので、背景を描くのが苦手…という方にもとてもおすすめです。
参考記事:【アイビスペイント】素材ツールの使い方
どんな背景素材をどこに置くか、キャラクターとどう組み合わせるかを考えるだけでも、イラスト全体の構成(構図)の練習になります。
今回は学校の背景素材を用意しました。メインのキャラクターが向いている方向や角度に合わせて、背景の学校も少し斜めに配置してみます。

その上にキャラクターのイラストを重ねて表示させます。そして、キャラクターの周りをぐるっと白く縁取るようにすると、背景とキャラクターの境目がはっきりして、キャラクターが見やすくなります。

さらに、画面に「集中線」を入れて、イラスト全体に勢いや迫力を加えていきます。
イラストソフトには、中心から放射状に線を引くのを助けてくれる対称定規のような便利なツールがあります。これを使って線の数を決め(今回は15本に設定しました)、画面の中央に向かって線が集まっているように配置します。

対称定規の線を目安にして、画面の外側から中央に向かって、定規などを使ってまっすぐな線を何本も引くと、簡単に迫力のある集中線が作れます。
このとき、ペンツールの設定で「入り抜き」という機能をオンにしましょう。「入り抜き」を使うと、線の描き始めや描き終わりが自然に細くなるので、よりシャープでカッコいい線が引けます。まっすぐな線を引くためのツールを使ったり、実際に画面に定規を当てて線を引いたりするのも、とてもきれいに仕上がるのでおすすめです。
これで漫画風イラストの完成です。


アタムアカデミーでは、漫画風イラストの描き方を学ぶことができます。


アタムアカデミーでは、入塾前にイラスト講座を体験できるオンライン無料体験レッスンを行っています。講師とビデオ通話をしながら授業を体験していきます。
オンライン無料体験レッスンはiPadに必要なソフトをインストールし、applepencilを使って授業を行っています。iPadをお持ちでない方は、紙とペンでの体験もできます。
課題や制作した作品は講師とチャットやメールでやりとりをすることで共有を行います。兄弟でのご参加、お友達同士のご参加もOK。
オンラインであっても、対面型の教室と同じように学ぶことができます。
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